最初は、CANDY CANDY

たーじぃに買って貰ったあめちゃんとのドタバタな日々です。

たーじぃ、ごぶさた~。

たーじぃ、おかえり~~。

 

お~、ぱみゅ奈。帰って来たぞ~。

 

これからまだ一月ぐらい掛かるの?

 

そだな。もう少しかかるだろうなあ。

 

去年とは違った?

 

うん。やっぱり伸ばしただけに、去年よりも悪化してたようで、大変だったんじゃよ、うん。

 

そうだったんだあ。

 

でも、去年はもう完全に寝ぼけてたんで、全く手術の様子は覚えていなかったんじゃが、今年は、いろいろとあったぞ。

 

うんうん。

 

なんか、ちっちゃい筆みたいので、なでなでされてる感じとか、消毒だと思うんだけど、なんか液体をかけられると、ふわふわとちいさい黒い点をはじめ、いろいろと漂っていて水の中にいるみたいじゃったのう。

 

痛くなかったの?

 

もちろん、麻酔が効いていて痛くは無かったはずなんだが、どうも痛い気がして仕方なかったなあ。

 

たーじぃ、痛がりだもんね。

 

そうなんじゃ。それを察して、先生も麻酔足しておきますね~、とか言ってくれてたけど、今考えると、あれは単にじぃを安心させる方便だったのかもしれんなあ。

 

方便ってなあに?

 

ぱみゅ奈には難しいけれど、その人のためにあえてつくウソって感じかな。

 

いいウソってことなの?

 

まあ、そうじゃのう。でもまあぱみゅ奈が使えるようになるにはまだまだはやいから、やっぱり正直が一番じゃぞ。

 

うん。そだね~。

 

手術も予定時間をオーバーしてなあ。

 

大変だったんだね~。

 

まあ、じぃは寢てるだけだけどな。

 

でも、時間経つのも大変だったんじゃない?

 

そうじゃのう。

ずっと、ぱみゅ奈にどうやって手術のことを話そうか考えてたよ~。

 

それが今ってことね。

 

そうじゃ。そしてこのあとは、ぱみゅ代と話すんじゃけどな。

 

そいえばたーじぃ、おねえちゃん、怒ってたよ。

 

えっっ。
めっちゃ怒ってた?

 

さ~て、どーかな~。



 

いつもして貰ってるから~~っ。

こんにちは~。

ぱみゅ奈だよお~。

 

昨日まあばあが退院してきて、お家の中が、なんだかあったかくなった気がします。

 

昨日はお姉ちゃんがまあばあと寢たって朝聞いて、ずるいつて思っちゃった。今日はあたしと寢てよね、まあばあ。

 

まあばあはすごく調子が悪くて、お外に行くのももう大変なんだけど、たーじぃは、そんなまあばあをあの手この手で外に連れ出そうとしてる。

 

それでも今日はとても体調が悪かったので、お昼と、お買い物、近所に行くってことだった。

 

雨だったので、わたしは付いていかなかったんだけど、まあばあが、みんなで送ったウィッグを付けた時、

 

ウィッグも少しくたびれていてるので、

 

あたしが、クシでといて、少し髪の毛を整えてみた。

 

いつもは、ママや、まあばあがしてくれるから、ちょっとしてみたかったんだ。

 

そしたら、まあばあ、すっごく感激しちゃって、ありがとうって何度も言うんだよ。

 

え~。いっつもしてくれてるから。いいんだよお~。

 

たーじぃは全く気がつかないけど、髪の毛、ちゃんと整えないとね~。

 

そいえば、お姉ちゃん、金色や緑色のウィッグをまあばあに付けさせようとしてるけど、さすがにそれでお外には行けないよね~~~っ。

 


また延びたら、またウィッグ作ってあげたいなあ。

 

 

 

まあばあ、泣かないで。

こんにちは。

ぱみゅ奈です。

 

昨日はたーじぃと、まあばあのお見舞いに行きました。

いつもたーじぃは、ママとばっかりお見舞いに行くんだよね~。

ママばっかりずるいぞっ。

あたしには、あめちゃんのお世話があるから、あめちゃんが離してくれないから、ということもあるんだけど。

あめちゃんをママに預けることにしたっっ。

あめちゃん、帰りを待っててね。

 

 

ママとは自転車でお見舞いに行ってたらしいんだけど、昨日は、雨だったので、電車で行くことに。ラッキ~。

 

お見舞いの受け付けもあったんだけど、なにやら、直接受け付けしちゃうと、30分の制限がある、ということで、まあばあを呼び出して、待合の椅子でお話するそう。

 

ほ~
ママって、のんびりぼんやりさんだけど、こうしたちょっとしたルールは意外と細かく守るので、なんか意外な気がした。

そっか~、ママもまあばあとゆっくりお話したいんだなあ。

 

あたしもお話したいもん。

 

で、まあばあが病室から降りてきてくれて、あれ、今日は、菜奈ちゃんが来たのねって。うっひっひー。そだよ~。

まあばあのお手手にまとわりついたり、抱きついたりして、まあばあの匂いをた~っぷり味わいました。

午前中はちゃんと病院を歩きまわったそうです。まあばあ、えらいっ。がんばるなあ。

そんなに頑張ってるまあばあのお話を聞いて、ちょっとうるうるしたけど、お姉ちゃんとママと、絶対にまあばあの前では泣かないって約束だったから、まあばあに抱きついて顔を押しつけて誤魔化しました。

 

たーじぃも、いろんな話してました。

人を羨ましがる気持ち。自分だってそうなるんだから、羨ましくなる必要はないんだっていう考え方。先取りしてるだけなんだって思う気持ち。いろんな気持ちがある。だめだって落ち込む気持ちも当然あるけど、そればっかりにならないように思い出すようにね。そんな話をしてた。

 

まあばあが辛かったら、み~んなつらい。でも、かといって、無理して明るい気持ちになる必要もないから。泣きたい時は、あたしがそばに居てあげるよ。いつも一緒だよ。

 

恥ずかしいから、心の中で言った。

 

もうすぐ七夕なので、病院にも笹が飾られていて、願い事を書く短冊まで用意されてた。

 

まあばあは、その願い事をいくつか読んだら、涙が出てくるから読まないようにするって行って、涙ぐんでた。

 

まあばあ、泣かないで。

 

あれ。さっきはいっぱい泣いてもいいって思ったっけ。

 

こういうのが大好きなたーじぃが珍しく短冊に何も書こうとしなかったので、

代わりにわたしがお願いを書くことにした。

 

みんな、

なおる。

 

でっかく、それだけ書いたよ。

 

ずっとお話してるのもまあばあが疲れちゃうので、これぐらいで帰ることにしました。

 

エレベーターまで見送って、もう力いっぱい手を振った。

 

たーじぃは、なんか、少し横にずれて手を振ってた。

 

あっ。

 

エレベーターに乗ってるほかの人には見られないように角度付けて手を振ってる。

 

意外とシャイだな。

 

帰ってママに報告しよっっ。

 

元気でがんばろうとしてるまあばあ。

 

だ~いすきっ。

 

 

 

 

いつも一緒。

まあばあね~。

 

どしたの、菜奈ちゃん。

 

まあばあ、あたし怒ったことあるのかなあ。

 

うーん。どうかなあ。

 

たーじぃとは違って、まあばあはイライラもしないし、いつも優しいよねえ。

 

あ。もしかしてたーじぃ、菜奈ちゃんに怒ったりするの?

 

あ、ううん。

わたし、たーじぃにも怒られたことはないんだけど、でも、なんか、イライラしてるのは時々見るなあ。

 

ほんと、ダメダメよねえ。

 

うん。
雰囲気悪くなる時あるもんねえ。

 

そだね~。

 

ただ、すぐに期限直して反省するのは楽しいけど。

 

ふふ。
そうね。

 

だから、じゃないけど、わたしまあばあ大好きだから、まあばあみたいに、穏やかに優しくなりたいなあ。

 

菜奈ちゃんは十分に優しいじゃない。
いつもたーじぃと一緒に居てあげて。

 

うん。
でも実はたーじぃにはしょっちゅう怒ってる気がするなあ。

 

まあ、たーじぃは怒られ役がよく似合うからね~。

 

あと、あめちゃんにも時々怒るし~~。

 

 

ふふふ。

あめちゃんも、時々イタズラするからなあ。

 

仕方ないわよね~。

 

でも、まあばあは、どんなことがあっても怒らないよ。

 

そう?

 

うん。

 

だから、まあばあとあたし、ずっと一緒。

 

そうね。

 

だからね~、まあばあ。

つらい時や悲しい時は、わたしの前でも泣いていいんだよ~。

 

え?

 

わたしは、ママやおねえちゃんと違うし、たーじぃみたいにいろいろとお話もしてあげられないけど、いつも一緒に居るよ。

 

うん。

 

まあばあが元気なくなっても大丈夫だし、悲しんでも大丈夫。

元気なまあばあじゃなくても大丈夫。

でもでもでもね~。

いつも一緒だよ。

わたし、まあばあといつも一緒。

そばに居ない時も、気持ちはいつも一緒。

いつもいつも一緒だよ~。

 

菜奈ちゃん、ありがとう。

 

やだな~。

そんなお礼とか言わないでよ~。

 

・・・・・・・・・・・・。

 

あ~、泣かないでまあばあ。

 

うん。ありがとう。ごめんね、すぐに泣いちゃって。

 

ううんっっ。

いいんだよ。

いつ泣いてもいいんだよ~。

まあばあに覚えておいて欲しいのは、

いつも一緒、

てことだけ。

だから、安心してね。

 

うん。

 

そいえば、まあばあはよくこわい夢見るんでしょう?

 

そうね。

 

そんな時も必ず一緒だから、思い出してよ~。

 

ふふふ。

 

あ、まあばあが笑った。

 

そいえばね~、菜奈ちゃん。

 

うんっ。

 

杏子ちゃん、菜奈ちゃんのママね、が小さい時、おばあちゃんがこわい夢見るって言ったら、絶対に思い出してって、今の菜奈ちゃんと同じこと言ってたなあ。

 

あ。そうなんだ。

ママとも一緒。嬉しいな~。

それで、ママのことちゃんと思い出した?

 

 

うん。でも、おばちゃんの夢は本当に怖くて、ママはたーじぃを呼びに行ってたよ。たーじぃはそういうのには強いって。

 

そ、そんなにこわいの?

 

こわいよ~~。

 

あわわわわ。

わたし、ママもたーじぃも呼びにいこっっ。

 

ふふ。

 

もうお姉ちゃんもおとうさんもママもおじいちゃんもみんな呼びにいこっっ。

 

みんな一緒だね。

 

そだよ、まあばあ。

いつも、み~んな、まあばあと一緒に居るよっっっっ。

 





 

あめちゃんつれてお散歩。

はーい。

 

昨日は、まあばあとたーじぃとあめちゃんとわたし、4人、じゃないな、3人といっぴきでお散歩に行きました。

 

まあばあは抗がん剤の影響で本当元気がないんだけど、家に籠もってたら気持ちも滅入るので、一日一回はお散歩に行きます。

 

今日は頑張って公園に行くってことだったので、あめちゃん連れてあたしも連れて行って貰いました。

 

公園に行くと、友達のわんちゃんも居て、あめちゃんがめちゃくちゃ喜ぶからです。

 

あめちゃんのお友達の名前は、むすびくんといなりちゃん。かわいいお名前。

そして、わたしよりもちっちゃい、そらくんという男の子もきてます。

むすびくんは、ボール遊びが好きで、あめちゃんも一緒に追いかけます。

むすびくんは、ちょっと大きいので、追いかけ方がすごくかっこいい。

あめちゃんは追いつくことができず、おいかけてるだけだけど、楽しそう。

なんか、あたしがお姉ちゃん追いかけてるだけでも楽しいのと一緒だな。

 

あたしも混ぜてもらって、汗びっしょりになりました。

身体が温まったので、帰りは、まあばあにアイスクリームを買って貰いました。

いちごのアイスクリームなのは、我が家の伝統です。

たーじぃに取られないよう、買ってすぐにベンチに座って食べました。

 

お家でたべるのとはまた違った美味しさ。

お外で食べるのって、なんでこう楽しいのかなあ。

 

あめちゃんが欲しそうにしてたけど、アイスはわんちゃんには良くないんだって。その代わり、あめちゃんの大好きなクッキーを食べさせてあげたよ。

 

うちに帰ったら、まあばあが3900歩ぐらい歩いたって行ってた。

すごいがんばったなあ。

昨日は1500歩ぐらいたったから、倍以上だ。

 

でも、無理せず、ゆっくりがんばればいいよね。

 

たーじぃは、アイスを食べたら、せっかくの散歩でのカロリー消化が赤字になるとかなんとか、ぶつぶつ言ってました。

 

たーじぃは、もしもアイスを食べなかったら、食べなかったで、一日中食べたかったって言うし、食べたら食べたで文句言うし。

 

文句言うことにかけては、もう世界一かもな~。

 

まあばあのスルースキルを、わたしも身につけなくっちゃ。

 

 

 

 

 

あめちゃんも参加する?

ねーねー、あめちゃんっっ。


まあばあちゃんさあ。
もう一回、抗がん剤の治療が始まるんだって。

すごく良くなってるって聞いてたのに、びっくりしちゃった。

あんなに頑張って良くなったのに。

もうお仕事も再開するって言ってたのにさ。

 

でも、たーじぃは全然落ち込んでなくて、元気だったよ。
おじいちゃん(たーじぃの子、ぱみゅ子の父)も、ちゃんと検査してるから早く見つかって良かったって。

 

おねえちゃん(ぱみゅ代)も、治るために治療するんだからって。
おかあさん(ぱみゅ子)はいつも通りにこにこしてた。

 

そだよね。
治すためにがんばるんだもんね。

あめちゃんもそう思うでしょ。


でも、せっかく生えてきた髪の毛、また抜けちゃうんだって。
まあばあちゃん、もうちょっとで前髪も眉毛に掛かって、ウィッグつけなくてもよくなるって嬉しそうにしてたのに。

 

こはちょっとつらいね。

みんなで作ったウィッグ、まだもう少し手放せないな。

ちょっと複雑。

 

そだっ。
短い髪の毛のやつも作ろっか。

まあばあちゃん、元気でるかなあ。

 

でも、まだちょっと足らないかなあ。
短いウィッグなら、作れるかなあ。

 

そだそだそだっっ。
こんどウィッグ作るとき、あめちゃんも参加する?

 

あめちゃんはどこ切るのかな。
頭の部分だけかな。
それとも全身かな。

 

前回、たーじぃ、必要ないのに自分も髪の毛切るって、丸坊主にしたんだよ。
そっちに付き合うか、あめちゃんは。

 

ふふふふ。どんなんなるんだろねっっ。



最&高に美味しい焼肉だったな~。

昨日は、まあばあちゃんの入院前にいいもの食べようってことで、おじいちゃんとおとうさんの企画で、焼肉に行きました。

って、考えると、外食っていつもそうなんだけど。

受験前のおねえちゃんも一緒に来て、大人数での焼肉になりました。あめちゃんは連れてけなかったけど、ちゃんとお土産を持って帰りました。

たーじぃは、まだ生じゃんってところからどんどん食べ始めるから、全然こっちにお肉がまわってこない。

 

そしていっぱい食べるから、もう大変。たーじぃがお腹いっぱいになってから、こっちにまわってくるって感じ。

 

たーじぃがまだおとうさんにもなっていなかった頃、たーじぃのおとうさんおかあさんは、焼肉行く前に、うどん屋さんに寄って、うどんと丼を食べさせてから焼肉に連れていったそう。

 

こういう時の我が家の対策を、まあばあちゃんとおかあさんはちゃんと考えていて、たーじぃの隣にあたしを座らせる。

 

たーじぃは、食欲よりも、あたしの面倒を見ることが好きだから。たーじぃ、あたしが大好きだからなあ。うふふふ。

 

おじいちゃんとおとうさんがどんどん注文してくれた。

なんか、たーじぃはすごく大人しかった。

いつもは真っ先に注文するのに、なんかしずかだったなあ。

 

作戦が上手く行き過ぎて、あたしにばっかりお肉取ってくれて、たーじぃあんまり食べてない。

 

そのうち、まあばあちゃん、おばあちゃん、おかあさん、そしておねえちゃんが、わたしになにか目で合図してくる。

 

もっと食べろってことかな。

 

あっ。

分かった。

 

おとうさん、わたしね~、もっとお肉食べる~~っ。

 

そういって、また追加注文してもらった。

 

たーじぃは、まだ食べるのかいって、目を白黒させてたけど。

 


慌てたので、お写真はこれぐらいしかないけど、テーブルにいっぱい。

 

もぐもぐ。

たーじぃ。

わたしだけじゃ食べられないから、手伝ってよ。

 

それまでなんだから大人しかったたーじぃも、こう言われちゃ、食べずに居られないでしょ。

 

へんなところで気が小さいところがあるから、なんか遠慮してたみたいなんだけど、たーじぃもようやく食べ始めた。

 

食べ始めると、食べる食べる。

 

まあばあちゃんがいうには、昔はもっと食べたっていうんだけど、お店にあるもの全部食べる勢いだったのかしら?

 

最後は占めのごはんとスープも平らげて、さすがのたーじぃも満腹になったみたい。

 

わたしももうパンパンだよ。

 

帰る時に、お店の人が、ラムネみたいなのくれた。

ちっちゃいやつだったんだけど、もう無理~~。

 

あめちゃんに持って帰ろうかとも思ったけど、たーじぃが食べちゃったよ~。

 

さらに帰り道に売ってたたい焼きまで食べてたよ。

 

いったい、どんなお腹してんだ?